【常勤役員コラム】支店体制の再編に向けて

地域の皆さまには日頃、当ＪＡをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。稲作農家の皆さまにおかれましては、稲の刈取り作業が、概ね終盤戦を迎え、黄金の稲穂が無くなった田園の風景に一抹のさみしさと、安堵感を感じる季節となったと思います。

猛暑、用水不足また台風の影響が心配される中、本年産米の成果はいかがでしたでしょうか？所得的には本年産米の仮渡金の上昇により、交付金のマイナス分を少しでもお手伝いできたのではと思っております。

当ＪＡは現在、改革・改善を進めている真っ只中であります。改革、改善を進める過程では、事業推進を迅速に行うことが、極めて重要であると考えています。本店建設を含めた事業推進体制を強化するための「新たなＪＡ北越後」を創る改革については、先般の総代会で「営農販売体制の再編」について承認をいただき、構想を具体化するための作業を行っております。また、「支店体制の再編案」についても、ご提案をする準備に入っております。

近年、政府や企業。またＪＡも、「直接対話」を重要視しています。皆さまにこちらの考え方、方針をご理解いただくためには、トップダウン方式でなく、コミュニケーションを含めた意思のキャッチボールが大切だと思っています。正確にご理解をいただきながら、「現場から多くのご意見を吸収し、それを活かし周知することが重要である」との考えによるものです。その対話の目的は、意思のやり取りにより「信頼感」を深めることです。いわゆる腹を割った議論ということになるでしょうか。

　ＪＡは、組合員皆さまのものです。必要性があり、無くてはならないＪＡであるための「ＪＡづくり」に邁進することは必然です。

　皆さまと、根っこ（基本）の部分でしっかりと繋がっている、という信念を持って対話を深めたいと考えています。様々な機会で、「本音中の本音のご意見ご要望」をお聞かせいただきますよう、よろしくお願いいたします。

経営管理委員会 会長　石山 正博