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おうちで楽しくドレッシング作り【JAコラム】

2019年05月24日コラム

食育インストラクター●岡村麻純

 

野菜好きのわが家の大人は、塩、こしょう、オリーブ油さえあればサラダは大満足。しかし、子どもは生野菜が苦手です。そこで、子どもにも生野菜を食べてもらいたいと、ドレッシング作りを始めました。

ドレッシングは、お酢と油を混ぜ合わせ、とろりとした状態です。このお酢と油をベースに、とっても簡単にさまざまな味のドレッシングを作ることができます。おしょうゆとおだしで和風味にしたり、梅干しを加えたり、かんきつ類の果汁を入れてフルーツのドレッシングにしたり、ショウガやニンジン、タマネギをすりおろして加えたり、砂糖や蜂蜜で甘味を足したり、大人用には、ゆずごしょうやワサビ、七味、マスタードなどを加えてぴりっとさせてもおいしくなります。使うお酢も、米酢やリンゴ酢、ワインビネガー、黒酢など、油も、オリーブ油にごま油、米油などいろいろな組み合わせができます。作り方も簡単。材料を容器に加えてシャカシャカ混ぜるだけ。このシャカシャカを子どもたちにやってもらえば、自分で作ったという気持ちも生まれて、喜んで野菜に掛けてくれます。

普段混ざり合わないお酢と油が混ざり合うことを乳化といいます。ドレッシングの場合は、しばらくするとまた水と油が分離してしまうので、食べる直前によく混ぜる必要があります。しかし、お酢と油を乳化させたマヨネーズは時間がたっても分離しません。これは、マヨネーズの中の卵黄が水と油が混ざり合うのを助ける役割をしているからです。マスタードにも同じように乳化を助ける力があります。マスタードを使い、油を最後に少しずつ加えて作る方法でクリームのようなドレッシングを作ることもできます。

ドレッシングを手作りすれば毎日違う味が楽しめます。そして何より、一緒に作ることで子どもたちもサラダに興味を示してくれることがうれしいです。

 

 

岡村 麻純(おかむら ますみ) 1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。

公式ブログ:http://ameblo.jp/masumiokamura/

広報通信4月号より

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