旬の野菜で楽しむ!初夏のさっぱり漬物!レシピ集 【JAコラム】
季節の野菜を使って手軽にできる漬物をご紹介です。
野菜のおいしさを凝縮した、さっぱり食べやすい漬物で暑い夏を乗り切りましょう!
監修 野菜ソムリエ上級プロ KAORU
イラスト 小林裕美子
トマトの白だし漬け
~蜂蜜酢風味~
[材料]2~3人分
トマト…2個
※ミニトマトの場合は10~15個程度
白だし…60ml
水…60ml
米酢…大さじ1
蜂蜜…小さじ1
オリーブ油…小さじ2
[作り方]
(1)トマトはへたを取り、皮をむく。
(2)ジッパー付きの保存袋に白だし、水、米酢、蜂蜜を入れてよく混ぜて(1)を入れる。
(3)冷蔵庫で半日以上漬け、食べるときにオリーブ油を掛ける。
トマトのへたの部分にフォークを刺し、じか火に当ててから氷水に漬けると、皮が簡単にむけます。湯むきしてもよいでしょう。ミニトマトの場合、皮はそのままでもよく、へたを取りつまようじで数カ所穴を開けると味がなじみます。冷やして食べると美味。夏は凍らせてシャーベット状にしても楽しめます。
ナスの塩昆布漬け
~青ジソを添えて~
[材料]2~3人分
ナス…1本
塩昆布…10g
白すりごま…大さじ1
ごま油…大さじ1
青ジソ…1枚
[作り方]
(1)ナスは縦半分に切り、斜め薄切りにする。
(2)ボウルに(1)を入れ、塩昆布、白すりごま、ごま油を加えて、手でもむようにあえる。
(3)味がなじんだら、千切りの青ジソを添える。
パパッと作ってすぐでも食べられる簡単あえ物風のお漬物。ごま油の香りで食欲もアップ。漬ける時間がないときにお薦めの時短レシピです。キュウリ、セロリ、カブ、ピーマンなど他の野菜でも代用可能。ミョウガやショウガの千切りを加えても美味。ご飯のお供、そうめんなどの麺類にのせて召し上がれ。
キュウリのビール漬け
[材料]2~3人分
キュウリ…2~3本
ビール…100ml
塩…小さじ2
砂糖…大さじ3
[作り方]
(1)ジッパー付きの保存袋にビール、塩、砂糖を入れてよく混ぜておく。
(2)キュウリは両端を切って(1)に入れる。
(3)冷蔵庫で半日以上漬ける。
漬けている間にビールのアルコール分はほとんど飛ぶため、お酒が苦手な方やお子さまでも食べられます。気になる方はノンアルコールビールで。発泡酒は苦味が強い傾向があるので、通常のビールがお薦めです。漬け汁にタカノツメを加えたり、からしやワサビを入れても美味。ミョウガやセロリを加えてアレンジしても楽しめます。甘味が苦手な方は砂糖の量で調節を。皮を所々むいたり、カットしてから漬ければ短時間で味がなじみます。
レタスの塩レモン漬け
[材料]2~3人分
レタス…1個
レモン…1/2個
昆布…3cm角1枚
塩…小さじ1
砂糖…小さじ2
オリーブ油…小さじ1
[作り方]
(1)レタスは手で縦に裂くように1枚を4~6等分する。
(2)ジッパー付きの保存袋に(1)を入れ、レモンを搾り、昆布、塩、砂糖、オリーブ油を加えて、軽くもむ。
(3)冷蔵庫で30分以上漬ける。
レモンを搾った後にスライスした皮も入れて漬けると、風味がよくなります。国産レモンなどが楽しめる時期がお薦めです。30分程度でサラダ感覚で食べられ、1日以上漬ければレモンや昆布の味がなじみ、食感も浅漬け風に。数日漬けてもレタスのシャキシャキ感は残り、爽やかな味わいなので箸休めにも最適。レタスがたっぷり食べられるレシピ。ハクサイやキャベツで作ってもおいしいです。
パプリカのマリネ
[材料]2~3人分
パプリカ(赤・黄)…各1個
米酢…60ml
砂糖…大さじ2
塩…小さじ1
黒こしょう…少々
ローリエ…1枚
[作り方]
(1)パプリカは一口大に切って熱湯でさっとゆで、水気をよく拭き取る。
(2)保存容器に米酢、砂糖、塩、黒こしょうを入れて、よく混ぜる。
(3)(2)に(1)、ローリエを入れ、冷蔵庫で半日以上漬ける。
パプリカが熱いうちに調味液に入れると、味がなじみやすいです。ペーパータオルなどで水気をよく拭き取ると味が薄くなりません。パプリカから水分が出るので、最初は調味液が少なく感じても大丈夫です。大きめに切ると歯応えが楽しめ、細切りにするとしんなりした食感に。ローリエは、ローズマリーなどのハーブを代用してもいいでしょう。
季節野菜のヨーグルトみそ漬け
[材料]2~3人分
みそ…100g
ヨーグルト…200g
お好みの野菜…適量
[作り方]
(1)ヨーグルトは半量になるくらいまで水切りする。
(2)ジッパー付きの保存袋、または底が広い保存容器にみそと(1)を入れてよく混ぜる。
(3)カブ、ニンジン、セロリ、ミョウガなどお好みの野菜を適当な大きさに切って(2)に入れ、冷蔵庫で半日以上漬ける。
身近な食材で簡単にできるみそ床。発酵食材のヨーグルトとみその働きで、時間をかけたような深いうま味が楽しめます。キュウリ、ナスなど定番野菜の他、どんな野菜でもおいしく仕上がります。季節を問わず、旬の野菜を用いて一年中楽しみましょう。
JA広報通信4月号より