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野菜を切って図形を学ぶ 【JAコラム】

2020年10月29日コラム

食育インストラクター●岡村麻純

息子の幼稚園では野菜を育てています。保育の中で、クラスごとに野菜のお世話をしています。子どもたちも自分のクラスの野菜に愛着が湧くようで、息子のクラスで育てている野菜4種類のうち、2種類は普段なら食べない野菜でしたが、園で育て始めてからは気になる存在になったようです。そして、収穫したらすぐに食べさせてもらえるので、食べられなかったカブも、「取れたてはおいしかった」と言って帰ってきました。あらためて体験から得るものは大きいと感じています。

息子の幼稚園は創作活動にも力を入れてくれています。そのため、野菜を収穫したら、その野菜の絵や工作も行います。先日、キュウリの絵を描いてきたのですが、息子が描いてきたのはキュウリの断面です。丸い断面の外側から内側に向かって色が薄くなっていくのがきれいだったからとのこと。キュウリを描いてと言われたらそのままの形を描くしか頭になかった私は、感心してしまいました。

そこで、息子とお料理の際に、一緒に野菜を切って断面をチェックする遊びを始めました。意識して見るととても面白い。色味もそうですが、野菜や果物によって種の並び方、数も違って、「ナスは種が模様みたいに並んでいるね」とか、「オクラは切ると水玉のお星さまだ」と息子も楽しそうです。さらに、キュウリやニンジンを半分に切ると丸いのに、斜めに切ると楕円(だえん)形になることに気付いた息子。そこで、こうやって切るとどんな形になるかをクイズにして楽しみました。私が、キウイを半分に切る問題を出すと、半分に切ったのに丸ではなく楕円形になったことに驚いた息子。「どうして半分に切ったのに楕円なのだろう」とずっとキウイを見詰めていました。

気が付けばすっかり図形のお勉強。食に触れていくことでたくさんのことが学べることをあらためて実感しました。

岡村 麻純(おかむら ますみ) 1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。
公式ブログ:https://ameblo.jp/masumiokamura/

JA広報通信9月号より

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