JA北新潟

最新情報NEWS

子どもの飲み物【JAコラム】

2021年04月24日コラム

食育インストラクター●岡村麻純

私には1歳になるめいっ子がいます。かわいい盛りのめいっ子ちゃんたちですが、子育て中の母はいつも悩みを抱えるもので、姉から、ミルクをそろそろ卒業したいけど、コップ飲みができないし、水もほとんど飲んでくれないから心配という話がありました。取りあえず、ストローは使えるとのことなので、コップを使っていればいつかふと飲めるようになるはず。それよりミルク以外の水分が取れないことは、健康に関わるから心配だねという話になりました。

子どもの水分補給で、理想的なのは水です。でも理想だけでは進まないのが子育て。だからといって、喜んで飲んでくれるからとジュースに頼ると、ジュースには子どもコップ1杯でも角砂糖3個分ほどの糖分が入っている物も多く、虫歯や糖分の取り過ぎの心配があります。わが家でもジュースはあくまでおやつとしての扱いにしています。そこで、水以外を求められたときは、カフェインの入っていないお茶、麦茶やルイボスティー、コーン茶を飲んでいます。お茶には他にもほうじ茶や緑茶、ウーロン茶や紅茶がありますが、どれもカフェインが入っていて、煎茶やウーロン茶、ほうじ茶は100ml当たりカフェインが約20mg、紅茶は30mg入っています。コーヒーの100ml当たり約60mgのカフェインと比較すると、やはり、子どもが水と同等にたくさん飲むお茶はノンカフェインを選びたいと思います。めいっ子も麦茶ならば少しずつ飲めるようになったそうで一安心です。

子どもの好き嫌いは不思議なもので、嫌いと言っていた物をある日急に食べたり、逆に好きだからと毎日出していたら急に食べなくなったりさまざまです。飲み物も同様に、基本的には水を、あまり飲まなくなってきたら他のお茶を、時には水にレモンやユズを搾ってみるなど、目新しい物を入れて、甘い物に頼らない水分補給を目指しています。

岡村 麻純(おかむら ますみ) 1984年7月31日生まれ。お茶の水女子大学卒。大学で4年間食物科学を学び、食生活アドバイザーなどの資格を持つ。
公式ブログ:https://ameblo.jp/masumiokamura/

JA広報通信3月号より

カテゴリー
アーカイブ