JA北新潟

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令和6年10月 会長あいさつ

2024年10月11日会長メッセージ

 収穫の秋を迎えておりますが、秋雨前線により雨が続いております。今年の夏も猛暑に見舞われましたが、8月後半の豪雨による稲の倒伏、9月の稲刈り時期にも降雨が続き、計画通り進まず、苦しんだ農家は少なくありません。稲が田んぼに残る「穂発芽(ほはつが)」の発生が見られ、降雨により田が軟弱となったことから、一部の地区では稲刈りを諦めた農家もおられたり、大変厳しい秋を迎えております。

 猛暑渇水による品質低下に苦しめられた昨年。今年こそは「大豊作」と期待していました。しかし、コメ倉庫内での集荷も計画の約半分で、1等比率67.1パーセント(10月5日時点)と、今年度のコメ出荷契約101万俵の到達に苦戦しております。反収が平均の「一俵から一俵半落ち」という農家も多く、本当に厳しい状況であることが伺えます。

 このような状況下でJA北新潟としましては、今期二度目の仮渡金改定(引き上げ)を行い、最大限の努力をさせていただきました。「農家に希望を持ち続けてほしい」という一心であります。

 JAの責務は、国内食料の安定供給であり、農家経営を支えることであります。農家が丹精込めて育て、収穫した新米をいち早く全国の消費者に届けるために、全力で対応してまいります。これからも農家の皆様、地域の皆様が、健康でご活躍されることを祈念し、ご挨拶とさせていただきます。

令和6年10月吉日

JA北新潟 経営管理委員会会長 齋藤 松郎

 

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