新年のご挨拶
組合員、地域の皆様、明けましておめでとうございます。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中は、地域農業の振興にご理解賜り心より御礼申し上げます。また、JA北新潟グループの事業をご利用いただき、重ねて御礼を申し上げます。
さて、昨年5月に、食料・農業・農村基本法の改正案が成立しました。食料安全保障への理解が徐々に浸透し、日本農業に対する国民の関心が高まりつつあります。しかしながら、新潟県は高齢化や人口減少による担い手不足、耕作放棄地の増加など重大な課題を抱えている現状もございます。
昨年夏には、「コメの品薄」が連日報道され、消費者間に不安が広がりました。稲刈期の長雨による刈り遅れで収量が減少し、大変厳しい年でもありましたが、食を守るJAとして、消費者に一早く新米を届けたい一心で集荷・検査に全力で取り組んでまいりました。
今年の干支である「巳」は皮を脱ぎ、新たに生まれ変わる姿が「再生」の象徴とされ、挑戦や変化に対する前向きな姿勢が「再生と変化」を表すと言われています。JAの使命は、困難な農業情勢において、意欲ある農業者の経営継続を支援することであります。JA北新潟は総力を挙げて「進化」し、新たな一年に取り組んでまいります。
合併から間もなく一年を迎えようとしています。組合員、地域の皆様に農業とJAに深いご理解とご支援をいただいていることに心より御礼を申し上げます。
令和7年度は、JAグループ新潟 第40回JA新潟県大会の初年度となります。JA自己改革の柱「多様な組合員との対話を通じて、農業所得増大への取り組み」を続けてまいります。これからも地域農業の発展に向けた政策支援を求めていくとともに、適正な農畜産物の価格形成に係る理解醸成を進めてまいります。
新しい年が、皆様にとりまして幸多き年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
北新潟農業協同組合
経営管理委員会会長 齋 藤 松 郎