令和7年7月 会長あいさつ
2025年07月11日
今日も梅雨が明けない新潟県は、気温30度を超える暑さが続いていますが、各地でお祭りが催されております。当管内も「村上大祭」が開催されました。私もよくご招待を受け、観覧させていただいておりましたが、歴史と伝統がありとても趣があるお祭りです。
今年も猛暑が続き、梅雨なのに雨が降らない状況を心配しています。梅雨時期に雨が降らないと、ダムに水が貯まりません。このままですと、大事な出穂(しゅっすい)期に渇水となり、作況に影響を及ぼすことになります。本当に心配でなりませんが、今年も「五穀豊穣」を祈願したいと思います。
さて、昨年から続くコメ騒動で、JAもにわかに注目されるようになりました。一部ではコメ高騰の一因は、JA・全農による集荷率の低迷だという指摘もあります。コメ価格をめぐっては、市場の混乱を収めるためにも、集荷率を上げることが大事だと考えます。
JA北新潟は、令和6年産のコメ集荷率が86パーセントにとどまりました。今年も生産者への呼びかけを早期に着手し、現在の契約数は目標の 95パーセント=95万俵 (1俵/60kg)にまで達しています。
私たちJAは、県産米を消費者の皆さんに安定的に供給する使命があります。消費者のコメ離れも懸念される中、消費者に継続して買ってもらえる価格を意識して取り組んでまいります。
暑い日が続いておりますが、組合員と地域の皆様の健康にご留意されることを祈念し、ご挨拶とさせていただきます。
令和7年7月吉日
JA北新潟 経営管理委員会会長 齋藤 松郎
