令和7年8月 会長あいさつ
2025年08月08日
先日まで、猛暑渇水により農畜産物の影響が懸念されるところで本当に心配がつきない状況が続いておりました。降雨が無く、上中越においてはダムの貯水量が10%前半となり、稲が枯れている状況も発生していたところでした。そうした中で、5日にようやく雨が降り、恵みの雨に一先ず安堵しているところであります。
コメ政策をめぐりましては、政府が、需要を見通せず生産量が不足していたことが価格高騰を招いたとして増産にかじを切る方針であるとの報道がなされました。いずれにしてもJAが農業振興を通して、安定的に安全な食料を供給していくこと。そして、農業の明るい未来を切り開いていくことがJAの責務であり、JAの存在意義であることに変わりはありません。
最後に「フードバンク支援」のお願いがあります。昨年来、管内のフードバンクは深刻な食料不足に直面しています。今年もJA北新潟では10月後半に「お米」の支援募集を行います。いつもご支援いただいてくださる皆様、JAホームページをご覧の皆様からの暖かいご支援をよろしくお願いいたします。
管内地域も早生の稲刈りが始まろうとしています。柏崎の極早生品種「葉月みのり」は、盆前に稲刈りが始まり、JAえちご中越では、いよいよ検査体制の準備に入りました。収穫の秋を迎えるにあたり、無事に秋の作業が終えられるよう祈るばかりであります。
まだまだ暑い日が続きます。熱中症対策、農作業事故などには十分ご留意いただき、組合員と地域の皆様が健康でご活躍されますよう祈念し、ご挨拶とさせていただきます。
令和7年8月吉日
JA北新潟 経営管理委員会会長 齋藤 松郎
